大学生協「学食どっとコープ」大学生協管理栄養士からの食生活通信2025年11月号
風邪予防-免疫力を高める生活習慣を心がけようーのご案内です。
※対象エリア北海道地区・東北地区・東京地区(関東甲信越)・東海地区
※営業日程等はホームページなどでご確認ください。
寒くなってきましたが、風邪ひいていませんか?風邪とはウイルスなどの病原体の感染に
よって鼻や喉といった上気道が炎症を起こした状態の総評です。
人の体には異物が入ってきたときに排除するしくみ=免疫が備わっており、ウイルスが体に
侵入しても免疫力が高ければ感染を防ぐことができます。風邪予防のために食事で気をつける
ことを学び、普段から免疫力を高める生活習慣に心がけましょう。
<1>皮膚や粘膜を丈夫にするビタミンA
ビタミンAを多く含む食品
たまご、牛乳、チーズ、にんじん、かぼちゃ、レバー、
小松菜、ほうれん草、パセリ、ブロッコリー、トマト、にら
<2>寒さやストレスにビタミンC
ビタミンCを多く含む食品
大根、さつま芋、じゃがいも、れんこん、キウィ、みかん
小松菜、もやし、キャベツ、なす、トマト
副腎髄質のアドレナリンは体がストレスに適応できるようにしますが、
この時、ビタミンCが欠乏すればストレス対応ができなくなると
言われています。
<3>免疫力を高め風邪を予防する生活習慣
① 1日3食とって栄養状態を良くする。
② 睡眠時間は6~7時間はとる。
③ 体を積極的に動かして、体力をつける
④ 風邪予防に有効な栄養素であるタンパク質、ビタミン類を摂る為に、
野菜たっぷりシチュー、鍋物、豚汁等を食べる。
みかん、りんご等の季節の果物を食べる。
⑤ 免疫機能を高める効果が期待できる成分(β-グルカン)を含むキノコ類を食べる。
《風邪ウイルスの主な感染経路》(飛沫感染・接触感染)
◆飛沫感染
(感染した人が咳やくしゃみをするとウイルスを含む飛沫が1~2m先まで飛散。
その飛沫を口から吸いこみと感染します。
➡予防法… うがいは喉や口内についたウイルスを落とすとともに乾燥しがちな喉の粘膜
◆接触感染
(感染した人が触れたものに付着したウイルスに他の人が手に付着。
その手で鼻、口、目などに触れることで感染します。)
➡予防法… 手をせっけんと流水で良く洗い、常に清潔に保ちましょう。
《それでも風邪をひいてしまったら…》(保湿・安静・栄養)
風邪はひき始めが肝心。活動すると体内ウイルスが増殖しますから、
温かくして安静にし、出来るだけ体力を消耗させないようにしましょう。
消化の良い栄養価の高い食事をとり、脱水症状にならないよう、こまめに水分補給を。
部屋の温度や湿度の管理も大切です。
温度20~25℃、湿度40~50%を保ちましょう。
《◎食事のポイント》(高たんぱく・低脂肪・ビタミンCたっぷり)
◆ 主食 … 消化の良いおかゆ、リゾット、温かいうどんなど。
◆ 主菜 … 消化が良く栄養価の高いささみや魚類、豆腐などの高たんぱく・低脂肪の食材を。
◆ 副菜 … 食欲がない時も食べやすい、温かい野菜スープや茶碗蒸し等。
◆ もう一品 … ビタミンCたっぷりで喉にやさしいはちみつレモンなどのホットドリンクを。
◆ 避けたい食品 … 胃腸に負担をかける味の濃い、油っこい料理。
おすすめの食堂メニュー
かぼちゃとチーズの包み揚げ、ほうれん草の白和え、ブロッコリーピーナッツ和え、
豚肉レンコンのガリバタ炒め、豚汁うどん・そば、豚汁
※食生活通信のバックナンバーはこちらをご参照ください。
「学食どっとコープ」はこちらをご参照ください。
大学生協のこだわり、期間限定メニュー、管理栄養士からの組合せメニュー等がご確認いただけます。
皆様のご利用お待ちしております。
