大学生協の特長

慶應義塾生活協同組合 常務理事 後藤有里さん

大学生協にとって学生は単なる利用者としてということではなく、商品やサービスを共に造成するパートナーとしてとても大切です。利用者とこんなにも密な関係をつくって、モノやサービスを提供するのは、大学生協ならではの特徴と言えるでしょう。

例えば、大学入学時に新入生にご提案するパソコンは、その機種選定に学生が参加し、必要な機能や必要な大学生活の場面を出し合います。学生の必要性や学内環境と、それに適した商品をコーディネートすることが私たちの重要な役割であると実感しています。先輩学生さんが経験を活かして選び抜いた商品を、新入生がちゃんと受取り、よりよく使っていただくための手助けをおこなっているということです。新入生が受け取るのは商品ですが、そこには先輩学生の経験が詰まっているわけです。

私も駆け出しのころは、自分がいいと思う商品を売りたい衝動にかられました。かっこいい商品、新しい商品はたくさんあります。しかし学生とよく話をするうちに、自分が良いと思う商品と、学生にとって良い商品は違うかも知れないと気づくようになりました。商品を売っているのではなく、先輩から後輩への知恵や経験の伝達を手伝っているのだ、という自分の役割に気づいたとき、この仕事の本当の面白さが見えてきます。

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