2004年に労使で検討した結果以下の考え方で賃金(基本給・手当)を設計しています。
組合員の理解
「限りあるもの」として適正な分配、節度ある上限
生活とはたらきがいへの配慮
わかりやすさと単純さ(明瞭性、納得性、公平性、容易、低コスト)
基本給
=一律給 国の標準生計費等をもとに年齢に応じて支給する。
(一般で言う年功型賃金、年齢に応じた生活保障、年齢に応じて役割・貢献度が上昇することを期待している)
家族手当
=扶養家族1人につき一律16,500円支給(第2子以降も同額)
※当時8割以上についていた住宅手当は一律給に吸収している。
職務手当
=役付給 ポスト、役割に応じた手当
主任、店長、エキスパート職、専務理事等
残業手当
=法定割増率で労働実績の申告により1分単位で支給。
管理職の店長は30,000円固定支給。30,000円を超えた残業時間分は1分単位で加えて支給(計算は残業代単価×残業時間で計算)
賞与
=年2回、予算時設定金額で支給。経営状態を加味し変動。
※定期昇給実施、賃金改定(ベア等)の有無、賞与金額は労働組合との交渉妥結結果で決定。
基本給=一律給 年齢別賃金カーブ(月例給与)
年齢別基本給(一律給)年収(2018年度実績 賞与3.5カ月)
一律給(年功賃金)のみの年収試算(単位:円)/年収試算(賞与は2018年度実績3.5カ月)
年齢 | 月例給与 | 年収 |
---|---|---|
22 | 210,100 | 3,256,550 |
25 | 224,100 | 3,473,550 |
30 | 249,100 | 3,861,050 |
35 | 278,100 | 4,310,550 |
40 | 303,100 | 4,698,050 |
45 | 328,100 | 5,085,550 |
50 | 352,100 | 5,457,550 |
55 | 368,100 | 5,705,550 |
実在者年収例
実在者年収例
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年齢 | 勤続 | 職位 | 一律給 | 役付給 | 家族手当 | 年収試算 一時金年間 3.5カ月 |
---|---|---|---|---|---|---|
26 | 4 | 主任(2級) | 229,100 | 10,000 | 0 | 3,706,050 |
32 | 9 | 店長(4級) | 254,100 | 60,000 | 16,500 | 5,124,300 |
41 | 13 | 専務理事(11級) | 303,100 | 90,000 | 49,500 | 6,860,300 |
2・4級職は残業代をつけている。※実際にはこの年収試算に残業代を加えた分が年収となります。
所定労働時間について
大学の学事に合わせて営業・就労をします。一般の小売・飲食は年間2,000時間前後ですが、大学生協では1,800時間(東大生協のみ営業日が多い為1,850時間、50時間分の手当をだしています)。繁忙期・閑散期の差が激しいので、1年単位の変形労働制度(1日6~8時間)で運用しています。休日予定含め年間カレンダーで計画します。
休日について
土曜日営業がある店舗、ハッピーマンデーでの授業対応、オープンキャンパス等学事がある場合は交代シフトで営業します。その為完全週休2日になっていません。前述をのぞき、土曜日は交代勤務、日曜日・祝祭日は基本的に休みです。平均月6日~7日の休日です。