書店や大学を越えた、“書籍との出会い”を生み出す仕事。
(書店 瀧 一馬)

プロフィール:瀧 一馬/2016年9月入職

前職は、書店の販売スタッフとして勤務。売場づくりや仕入れ、接客などに携わっていた。大学生協へ転職後、東京大学の駒場キャンパスへ配属。教科書をメインに店舗運営に携わった。その後異動し、東京大学本郷キャンパスの書店で外販を担当している。

書店 瀧 一馬

入職(入社)理由について

「専門書の魅力を広めたい」。その夢を叶えられる環境があった。

前職は、書店で店頭販売を担当していました。さまざまな書籍を扱っていたのですが、中でも私が惹かれたのは専門書です。仕事をしていく中で、次第に「時間をかけて作りこまれた優良なコンテンツが評価される環境に身を置きたいと」考えるようになりました。そんな時、大学生協のことを知ったんです。大学生協の書店は、お客様のほとんどが学生や教授なので、専門書の魅力を広めていくのにピッタリな環境だと思いました。また、自身もより多くの専門書に出会える機会がありそうだと感じ、転職を決意しました。

仕事内容について

街では売れない本が、大学生協ではヒット作になる。

現在は、店頭販売ではなく外販担当として、教授や院生、学生などからの注文を直接受けて書籍を仕入れる仕事をしています。教授や院生などその道の研究者からの依頼がほとんどなので、仕入れる専門書も特にマニアックなものが多くあります。例えば、ある院生の方から頼まれたのは最近ようやく日本語訳をされた海外の哲学書でした。今まで一度も耳にしたことが無い本でしたが、哲学を研究する人の中では注目を集めている書籍だそう。そのため、店舗スタッフと相談し、1冊だけ注文をするのではなく、在庫分も複数仕入れて店頭に並べることにしたんです。結果、狙い通りその後も同じ分野を研究する方々にご購入いただくことができました。仮に、同じ本が街の書店にあったとしても見向きもされないかもしれません。でも、大学生協では意外な書籍がヒット作になることもあります。日々、自分の知らなかった書籍に出会い、ヒット作を生み出していけるのは、外販の仕事の大きな魅力です。

書店 瀧 一馬

やりがいについて

企画の幅は、一書店には留まらない。

入職して驚いたのは、現場の裁量の大きさです。店作りでは、お客様である学生や教授、職員の意見を取り入れることを大切にしているので、お客様と接する現場スタッフの意見を尊重してくれるんです。実際、商品の仕入れや売場づくりの企画、販促イベントなどにもすべて、スタッフの声が反映されています。例えば最近だと、現役東大生の方が書いた小説が賞を取り、単行本化されるということがありました。そこで、出版社を通して作者にアプローチし、店内に本人プロデュースのコーナーをつくることにしたんです。パネルにメッセージを書いてもらったり、参考文献・関連図書を一緒に集めてもらったりしました。結果、多くのお客様ができあがったコーナーに足をとめ、本を手に取る姿を見ることができました。大学生協だからできる売場づくりや販促企画は、今後も挑戦したいと思っています。ちなみに今考えているのが、大学内の食堂と連動した企画。書店では1人暮らし用の料理本を集めてコーナーを作り、その中のメニューをピックアップして、食堂で料理教室イベントを開いたらおもしろいかもしれません。学内の旅行販売店と連携し、今オススメしている旅行先のトラベル本や関連書籍を集め、書店にコーナーをつくる…なんてことも可能かもしれない。

書店 瀧 一馬

プライベートの変化について

就職して初めて、“土日休み"が叶った。

前職からずっと書店で働いていたこともあり、土日や祝日は基本的に出勤するのがあたりまえでした。ただ、大学生協は学生の授業に合わせて店舗を営業するため、日曜・祝日は原則お休みですし、土曜日も持ち回りで出勤です。はじめのうちはその環境に慣れず、土日をどう過ごしたら良いのか戸惑ったくらいです。前と比べても、体力的な負担はだいぶ軽くなりました。小売業の世界で働きながらもプライベートの時間をしっかりとれるのは、大学生協だからこその魅力です。

1日のスケジュール

9:45
出勤。注文商品の午前便が到着するので、中身を確認。
10:00
注文商品の伝票作成。注文依頼などのメールチェック。
11:00
依頼を受けた書籍の発注作業。
12:00
カウンターにて接客。
13:00
昼礼。外販スタッフで業務連絡を共有。
13:30
お昼休憩
14:30
メールの確認。商品の午後便が到着するので、検品と伝票作成を実施。
16:00
依頼を受けた書籍の発注作業。
18:45
退勤

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