店づくりも、自分も。
現状維持は、一度もありません。

先輩インタビュー

購買部店長/2015年4月入職

島田 拓也 TAKUYA SHIMADA

大学卒業後、新卒で大学生協へ入職。慶応義塾大学矢上キャンパスの食堂へ配属となる。翌年、同大学の藤沢キャンパスへ異動し、購買部にて主任を経験。2019年には若手ながら店長へ抜擢され、購買部と食堂、大学内コンビニエンスストアの計6店舗の店長を兼任する。2020年には横浜国立大学へ異動。現在は購買部2店舗の店長として、スタッフたちから日々頼りにされる。

SECTION 01

大学生協に入職した理由

文化祭で知った“店づくり”の面白さ。
ずっと続けられる場所を見つけた。

就職活動では、家電量販店やスーパーなど小売業界をメインに見ていました。興味を持ったきっかけは、大学時代に学園祭で行なった焼きそばの出店。サークルの代表をしていたのですが、仲間をまとめて計画や準備を進め、当日も多くの人に購入してもらえるよう接客や呼び込みを頑張った結果、なんと全店の中で人気投票1位に。「仲間と一緒に店づくりや運営をするのって、こんなに楽しいのか」と感動したのを覚えています。

数ある小売業の中でも、大学生協は学生生活に深く関わるのが大きな特徴です。大学での思い出や学びを振り返り、「今度は自分が大学生活を支える側になりたい」と思ったのが入職の決め手。加えて、休みの多さも魅力的でした。大学のスケジュールに合わせて店を開くので、基本的に夏休みや冬休みの期間はお休みが多く取れます。どうせなら好きな仕事を長く続けたいと思っていたので、大学生協はこれ以上ない環境でした。

SECTION 02

仕事内容について

常に“より良い店舗”を考え続ける。
大学生協の店づくりに終わりはない。

現在は、キャンパス内にある購買部2店舗の店長をしています。一般的な小売店と異なるのは、お弁当やジュースなどの食品から文房具、書籍、パソコン、共済、教習所のプランまで、学生生活に関わるものは何でも販売していること。それらの販売計画を立て、仕入れや売上の管理をしたり、30人以上いるパートさんたちのマネジメントをしたりするのが私の仕事です。

商品の幅広さはもちろん、「どうすれば学生や先生にもっと喜ばれる店になるか」を現場主体で考え、どんどんアップデートできるのも面白いところです。商品ラインナップをはじめ、ピーク時も混雑しない導線づくり、商品を手に取りたくなるポップ・レイアウトなど、より良い方法を常に考えています。ここ数年はコロナ禍でサークル活動が自粛したことによって、放課後の来店数やお菓子の売上も減りましたが、その分赤字にならないように、営業時間やオペレーションをガラッと見直しました。もちろんすぐにはうまくいかないこともありますが、学生や先生、スタッフの声に耳を傾けながら新たな戦略を考える日々は、とても刺激的です。

SECTION 03

仕事で大切にしていること

目指すは、大学一の何でも屋。
断らない姿勢が、お客様の信頼に繋がる。

仕事をするうえで大切にしているのは、「学生や先生のために大学生協はある」というスタンスです。通常の小売店なら断るような相談も、できる限り寄り添って応えるようにしています。例えば、先日は外国籍の先生から「日本で購入したPCを英語表記で使っているけれど、一部日本語表記になってしまう。何とかならないか」と相談を受けました。業務外の内容に近い相談でしたが、すぐに断るのではなく、どうにか力になれないか試行錯誤することが多いです。そんな時は完全に解決出来なくても感謝されることが多いです。“何でも屋さん”のように相談してもらえる関係を築くことで、店づくりのヒントになる声もたくさんいただけています。

最近では、ある先生から「大学パーカーのデザインを変えたい!」と意見をいただき、新商品の企画をしました。学生にもデザイン案やサイズ感、価格等を相談しながら、4ヶ月かけてようやく完成へ。販売して間もないですが、売上も好調です。オリジナルグッズの開発まで大学と共に取り組めるのは、大学生協ならではですね。

SECTION 04

印象に残っているエピソード

4年目で店長に大抜擢。周囲のフォローが、
挑戦を後押ししてくれた。

今でも印象に残っているのは、慶應義塾大学の生協で、初めて店長を任されたときのことです。当時はまだ4年目。一通りの仕事はできるようになっていたものの、ここまで早く店長に就くのは大学生協でも前例がなく、「自分にできるのだろうか…」と正直不安でいっぱいでした。それでも、「島田さんだから任せられる。私もできる限りフォローするから安心してほしい」という上司の言葉で、ようやく決心することに。いざ挑戦してみると、店長業務について体系的に学べる研修や整備されたマニュアルがありますし、先輩職員や上司も本当に手厚いフォローをしてくださったので、心配はすぐに吹き飛びました。

チャレンジングな環境はありながら、本人任せではない丁寧なサポート体制が整っているからこそ、若手のうちからのびのびと挑戦できるのだと思います。

SECTION 05

求職者へのメッセージ

安定志向よりも、チャレンジングな人にこそ
ピッタリの職場。

私は昇進が早い方でしたが、若手にチャンスがあるというのは自分に限ったことではありません。実際、同期のメンバーもその後次々と管理職に挑戦しています。「早いうちに責任ある仕事に取り組みたい」という方に、魅力的な環境です。また、最初は先輩や上司のアドバイスを素直に受け入れ、実行していましたが、仕事をする中で感じた疑問点や改善案は、すぐに上司に相談するようにしていました。知識がない中でも「何ができるか」を探し発信したことには、必ず耳を傾けてくれます。出る杭を打たれることはなく、むしろ積極的な意見は評価される風土です。

就職活動では、給与などの条件面だけでなく、「やりがいを持って働けそうか」という軸で選ぶと、きっと後悔がない選択ができると思います。そのうえで、もし大学生協を選んでくれるならとても嬉しいです。皆さんの就職活動を、陰ながら応援しています。

※このインタビューは2023年9月時点のものです。

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