教育現場の最前線で、
日本の教科書事情を
アップデートする。

先輩インタビュー

勉学研究事業部 書籍商品課/2022年9月入職

水戸 喜寛 YOSHIHIRO MITO

大学卒業後は、新卒で出版業界の会社に入社し、営業として活躍。その後、2022年9月に大学生協に入職。現在は、電子教科書の推進担当と理工書のバイヤーを兼任している。プライベートでは料理が趣味で、家族や友人に料理を振る舞うことも。

SECTION 01

大学生協に入職した理由

出版業界での経験を活かし、
教育業界のDXに挑む。

大学卒業後は、ずっと出版業界の会社で書店への営業を担当していました。新刊を紹介したり、企画の案内をしたり、予算管理をしたり。幅広く関わっていてやりがいも感じていたのですが、今までの経験を活かして新たなミッションに挑戦したいと転職を考えるようになったんです。

もともと大学生協は選択肢になかったのですが、偶然転職サイトで見つけて。調べていく中で、利益を追求する「株式会社」とは異なり、大学生活の充実に貢献するという理念を持つ「生協」という組織に興味を持つようになりました。ここなら前職で培った経験を活かして働けそうだと思ったのと、大学教育への電子教科書の普及という成長分野に挑戦できる点にも惹かれ、入職を決めました。

SECTION 02

仕事内容について

紙から電子教科書へ。
日本の教育現場を変えていきたい。

現在は、電子教科書の普及をメインミッションに担っています。基本的な仕事の流れは、教授や大学内にある生協の店舗から「電子教科書を採用したい」という依頼を受け、出版社に対して販売の許諾交渉を行なう…といった感じですね。大学生協と契約がない出版社さんに電子教科書の提案を行なうこともあります。

実は日本の大学では、電子教科書の導入がなかなか進んでいない現状があるんです。というのも、他の先進国と比べて紙の教科書の値段が高くないため電子書籍に切り替えるコスト的なメリットが弱かったり。教科書を発刊している出版社が中小企業であることが多く、電子化に向けた初期投資がしづらいという事情もあったりします。

ただ、電子教科書はタブレット1つで何冊分も持ち運べたり、拡大や検索機能があったり、とても便利なツールなので、電子書籍を使う授業が当たり前になれば学生にとってのメリットも大きいんです。営業先の出版社も毎日のスケジュールも裁量が大きく任せてもらえるので、今後もさらに試行錯誤を重ねて普及につなげていきたいです。

SECTION 03

仕事のやりがい

商品企画のヒントは、
先生や学生たちの“生”の声。

大学に行って先生たちに電子教科書の使い方を説明することもあるので、「電子教科書の方が直接メモを取れるので使いやすいと好評です」という学生さんからのポジティブな声をもらえたときは嬉しいです。 そうした現場の声は、商品開発にも積極的に活かしています。昨年からは、より使いやすい電子教科書を民間企業と一緒に開発していて。資料やプリントを一緒にまとめられるようにしたり、板書を取りやすいスペースをつくったり、より多くの人に抵抗なく使ってもらえる商品を模索しています。コスト面で導入を踏みとどまる企業がいたり、メリットが伝わっていなかったり、まだまだ壁はいくつもありますが、電子教科書の普及という大きなミッションをリードできることは、大きなやりがいです。

日本で電子教科書を広めるためには、まずは電子教科書への理解を深めて、正しくメリットを理解してもらうことが大切だと考えています。利用者である学生の声を拾い、改善していけるという大学生協のアドバンテージを活かして、より良い商品を作っていきたいです。

SECTION 04

求職者へのメッセージ

変革のときを迎える大学生協で、
変化を起こせる人材に。

利用者である学生のみなさんと直接コミュニケーションを取ることができるのは、大学生協で働く大きなポイント。今あるサービスを提供するだけではなく、意見交換をしながら新たなサービスや商品につなげることができるのは、一般的なBtoCの企業と異なるところだと思います。

大学生協は今、コロナ禍を経て変革のタイミングを迎えているところ。そのため、柔軟性と主体性を持って行動できる方が活躍できると思います。上下関係もなく、横のつながりが強い組織なので、お互いに協力し合いながら、一緒により良い組織へと変化を起こしていけたら嬉しいです。

※このインタビューは2023年9月時点のものです。

あなたにとって、「大学生協」とは?

挑戦

SCHEDULE

ある日のスケジュール

09:45
出勤
10:00
課内メンバーと定例ミーティング
11:30
電子教科書契約の商談のため、出版社へ
12:00
お昼休憩
14:00
外出先から戻り、商談内容の振り返り
14:30
メールチェック、会議資料の作成など
16:00
出版社との定例ミーティング(新刊の部数提案等)
18:00
退勤