慣習が異なる留学生も、
BBQがしたい学生も、
喜ばせる食堂に。

先輩インタビュー

食堂/2022年8月入職

園田 大典 DAISUKE SONODA

大学卒業後、20年近くにわたりステーキレストランに勤務。店長として店舗運営や人材マネジメントに携わる。その後、家族との時間も確保できる働き方をしたいと考えて大学生協へ転職。慶應大学で食堂の立ち上げを経験した後、東京工業大学に異動して店舗運営全般を担当している。モットーは一緒に働く人を大切にすること。経験を活かしながら、より喜ばれる食堂作りのために奮闘している。

SECTION 01

大学生協に入職した理由

仕事は好き。でも、家族との時間も大切にし
たかった。

前職のステーキレストランでは店長をしていました。売上はもちろん、メニューごとの提供数や提供スピードのデータもチェックして発注数や人員配置に反映し、狙いが当たるのが楽しかったです。

ただ、土日祝やゴールデンウィーク、お盆、年末年始などは必ず繁忙期になります。年齢を重ねるにつれて家族と過ごす時間も確保したくなって、環境を変えるために転職活動をスタートしました。スーパーの精肉部門などといった飲食店以外の場所で経験を活かす選択肢も考えたものの、中でも働き方がピッタリ合うのが大学生協だったんです。大学生の休日が生協の休日なので、土日祝休みで長期休暇もありますから。さらに、面接の際は経験を活かしてより良い食堂を作ることへの期待もかけてもらえました。働き方と仕事内容のどちらも自分の理想に合っていると感じたのが、入職を決めた理由です。

SECTION 02

仕事内容について

「スイカを切って」「BBQの食材が欲し
い」…予想外の相談も。

現在は、東京工業大学のすずかけ台キャンパスで食堂運営を担当しています。私がメニューや人員配置を考え、パートと学生アルバイトのみなさんが配膳や会計を担当する形です。

いつも大切にしているのは、大学ならではのニーズに応えること。たとえば、東工大は外国人留学生が多い環境ですから、彼らが安心して楽しめる食事の提供も重要です。イスラム圏からの留学生のために「ハラルメニュー」として野菜カレーを考えたり、「アジア圏の留学生には辛い味付けが人気だ」と気付いて辛い麺類の提供数を増やしたりしてきました。

ときには、学生からビックリするような相談をされたこともあります。去年の夏は、スイカを持った学生がやってきて「みんなで食べたいので切ってください!」とリクエスト。その場で切ると、学生たちは大盛り上がり。「中庭でバーベキューするための食材を手配してほしい」と相談されて、どうにかこうにかお肉と野菜を仕入れたこともあります。遅くまで研究室で頑張っている学生たちからは、食堂メニューをテイクアウトしたいと頼まれ、使い捨てケースも準備しました。一般店なら断るようなリクエストも、みんなの喜ぶ顔が見たくてつい頑張ってしまうんです。

SECTION 03

仕事のやりがい

不人気だったハンバーグ。
値上げをしたら、売切必至メニューに!?

東工大に赴任したとき、提供数のデータを見て驚きました。人気メニューのはずのハンバーグが全く売れていなかったんです。学生アルバイトと一緒に試食をしてみると、確かに味わいが物足りない。もったいないと感じて大学生協の仕入サイトをくまなくチェックしたところ、老舗洋食店が監修するハンバーグを発見。試食したら間違いない美味しさで、「これだ!」と思いました。

とはいえ、実際に販売するとなると50円近い値上げが必要です。そこで、毎日食べても飽きないように4種類から選べるソースを考案。スタッフたちには、より美味しそうに見える盛付け方をアドバイスしました。結果、メニュー変更後の提供数は以前の3~4倍にアップしたんです。当初は値上げをして大丈夫なのか?という疑問の声も多く、勇気のいる変更でしたが、ステーキハウス時代の経験から「選ばれるポイントは美味しさだ」と感じていたからこそ、自信を持って決断できたのだと思います。

いわゆるチェーンの飲食店だと、こうした変更提案が本社に承認されるまで長い時間がかかるものです。しかし大学生協なら、店長である自分と直上司である専務だけで決定できます。日々、東工大のニーズに合った食堂にしていけるのが面白いです。

SECTION 04

求職者へのメッセージ

「チームで挑戦する日々」を楽しみたい人に
とって、理想の環境。

挑戦したのは、メニューの改良だけではありません。「夜営業での麺類の提供再開」「スタッフ1人が担当する範囲の拡大」など様々な変更に取り組んできました。ただ、私1人ではできることが限られており、スタッフの協力が欠かせません。そのため、日頃から「あなたはどう思う?」と投げかけたり、信頼して任せたりすることで、スタッフ全員が前向きに頑張れる環境づくりを意識しています。

仕事探しは自分と向き合う厳しい期間だと思います。その一方で、「これからどんな自分でありたいか」を思い描く大切な期間でもあるでしょう。理想の仕事に出会えるようにじっくり考えてみてくださいね!

※このインタビューは2023年9月時点のものです。

あなたにとって、「大学生協」とは?

考えて自由にいられる所

SCHEDULE

ある日のスケジュール

09:00
出勤、パートスタッフとの情報共有、売上やメールのチェック
10:00
店舗開店、接客フォロー
11:00
昼休憩
13:00
発注担当者とメニューの確認、パートスタッフのフォロー
14:00
夜営業に向けた準備・確認
15:00
接客フォロー・指示出し、メールチェック
16:00
退勤