学生と一緒に奮闘するから、
ここにしかない書店が生まれる。

先輩インタビュー

書籍部/2022年9月入職

跡部 奈美 NAMI ATOBE

大学卒業後、様々な業種で接客業務に携わる。より顧客に近い店作りをしたいと考え、店舗運営などで大学生活を支える大学生協に転職。現在は早稲田大学内にある書店「ブックセンター」で店頭販売を担当し、今までにない棚づくりを実現させるなど、1年目から様々な挑戦に取り組む。今後の目標は、より多くの学生に来店してもらえるようなフェアを企画すること。

SECTION 01

大学生協に入職した理由

惹かれたのは、学生のことを一番に考えられる店づくり。

人と話すことが好きで、高校時代はずっと接客のアルバイトをしていました。店舗運営について学ぶために経営学部へ進み、就職活動も接客業に絞って検討。卒業後は、市役所での窓口業務や、大手インテリア用品店での接客などを経験しました。ただ、チェーン店では商品や棚の作り方が画一的になりがちで、物足りなさを感じるようになったんです。もっと「誰のための仕事なのか」が実感できる仕事をしたくて、転職活動を始めました。

転職先として真っ先に思い浮かんだのが大学生協です。学生時代、大学生協の運営する購買で商品のリクエストをして仕入れてもらったことがあって。たった1人の声にもここまで親身に対応してくれたことが印象的でしたし、学生目線の接客や店作りをしているのが印象に残っていました。また、純粋に「大学生と一緒に働ける環境って面白そう」と感じたのも理由です。他の業種もいくつか検討しましたが、やはり自分の理想に一番近いのは大学生協だと思い入職を決めました。

SECTION 02

仕事内容について

大学生協だから生まれる、
一般書店とは全く異なるベストセラー。

現在は、早稲田大学のブックセンターで発注・品出し・接客・企画などを行なっています。担当分野は経済・経営系の本。教授や大学図書館からの依頼で数万円する専門書を仕入れることもあり、一般流通しない本まで揃っているのが普通の書店との違いです。

学生や先生たちが求める本は何なのかを探るため、過去の売上データや一般書店の通販ランキングを参考にしたり、学内の先生方が書いた新刊をチェックして入荷したりしています。本を探す学生と話すときは、必ず「どの授業で使う本なの?」「この本を書いたゼミの先生は人気?」といった逆リサーチも欠かしません。徹底したヒアリングを参考に仕入れた結果、一般書店には並ばないようなマニアックな本が学内のヒット作になることも多いんです。

ときには、読書サークルの学生が主体で企画するフェアやイベントのサポートも行ないます。学生が書いた本の紹介コメントを店頭POPで掲示する『読書マラソン』、大学祭に訪れたお客様にピッタリの本を提案する『本の処方箋』、人気小説家を招いた『出版トークイベント』など……。学生のアイデアをもとに、実現のために企画を練ったり、出版社とのやりとりをサポートしたりする日々は、私まで大学時代に戻ったようで本当に楽しくて。青春を取り戻したかのような気持ちになれるんです。

SECTION 03

仕事のやりがい

1年目に提案した新企画で、
学生注目の “売れる棚” が生まれた。

入社直後に挑戦したのが、学内で人気の本を紹介する「売上ランキング棚」の実現でした。私自身が学生のときは、専門書選びに迷ったら先生や先輩に聞いていました。ただ、新入生だと相談相手は少ないですし、最近はリモート授業が中心で周りに相談しづらい学生もいるはず。そんな人にも、店頭で「どんな本が選ばれているか」が分かると喜ばれるのでは?と考え、上司に「売上ランキングを紹介しませんか?」と提案しました。

すると、あっという間に「いいね、やってみよう!」と。過去の売上データをもとに、教職員や学生に読まれている本を紹介する特設棚を作りました。最初は何から手を付けたら良いか分からなかったものの、上司や先輩が一つひとつ一緒に整理し、サポートしてくれたことで実現までこぎつけられました。予想通り、棚に並ぶ本は「早稲田生や先生のお勧め」として身近に感じてもらえるようになったことで、売上も好調です。twitterで棚の更新をお知らせするといつもより多く“いいね”がつくので、みんなが楽しみにしてくれているのがわかって嬉しいですね。

SECTION 04

求職者へのメッセージ

やってみたいことが多い人ほど、
大学生協がオススメ。

大学生協の事業範囲はとても広く、書店はもちろん、食堂・資格講座・旅行・住まいといった領域で学生生活をサポートしています。どのサービスでも一貫しているのは、お客様である学生や教職員との関わりがとても多いということです。加えて、年次やポジションに関係なく新しい提案が歓迎される風土。人と関わることが好きで、挑戦心のある人にはまさに理想的な職場です。

また、仕事のやりがいだけでなく、プライベートの充実も得られたのは嬉しいポイントです。一般的な接客業は土日休みや連休の取得が難しいですが、大学生協のお店は大学の学事に沿って営業するので基本的に土日閉店の場合も多く、さらに大学の長期休暇期間もあって、働き方としても週末休みや連休の取得がしやすい環境。ムリなく私生活を楽しめるようになったのは、転職して大きく変わったことの1つです。

仕事探しは自分と向き合う厳しい期間だと思います。その一方で、「これからどんな自分でありたいか」を思い描く大切な期間でもあるでしょう。理想の仕事に出会えるようにじっくり考えてみてくださいね!

※このインタビューは2023年9月時点のものです。

あなたにとって、「大学生協」とは?

繋がり

SCHEDULE

ある日のスケジュール

09:00
出勤、入荷した書籍の検品と品出し
10:00
店舗開店、発注・返品作業、売場のメンテナンス
11:00
来店した学生や教職員の接客
13:00
昼休憩
14:00
教科書販売に向けた教職員との相談
15:00
学内サークルとのイベント打合せ
16:00
twitter更新、接客
17:00
店舗閉店、メールチェック、企画や仕入れの打合せ
17:45
退勤