まるで個人商店。
大学生協だからできる、
自由な挑戦がある。

先輩インタビュー

購買書籍部店長/2017年4月入職

有馬 光星 KOSEI ARIMA

大学時代は教育学部を専攻。2017年に新卒で入職し、早稲田大学・千葉大学で勤務。2022年からは東京医科歯科大学の書籍購買部で主任を務め、2023年には店長へ。学生や教職員に近く、上司にも提案しやすい環境を活かし、食堂の新メニュー考案やオンライン授業に適した環境作りなどに取り組んできた。毎年学生が入れ替わる場所だからこそ常に新しい挑戦をしたい、と考え日々の仕事に臨んでいる。

SECTION 01

大学生協に入職した理由

アルバイトを機に、
お世話になる場所から働く場所へ。

学生時代は、教育学部で小学校の先生を目指していました。しかし、講義を受けたり実習に参加したりする中で、「教員は自分のやりたいこととは違うかもしれない」と考えるようになったんです。その頃、大学生協の食堂でアルバイトを募集していると知りました。当時は働く場所として意識をしていませんでしたが、店長から誘われて気軽な気持ちで始めました。

働き始めて驚いたのは、学生目線で食堂のメニューにアイデアを出せるなど、現場主体での自由な発想を大切にしてくれること。大学のカリキュラムや学生層に合わせて営業時間を調整したり、仕入れる商品ラインナップを考えたり、職員のみなさんが大学の特色に寄り添った運営をしていることも分かりました。自分にとっては、入学当初から利用者としてお世話になってきた場所。働く中で益々大学生協の仕事に関心が沸き、「今度は職員として、本格的に運営に携わりたい」という思いが強くなり、入職を決めました。

SECTION 02

仕事内容について

すぐ提案、すぐ実行。
アイデアをスピーディーに実現できる。

現在は、購買部で店長を務めています。主な担当商品は情報機器関連。学生にも教職員にも欠かせないパソコンをはじめ、マウスなどの周辺機器やICレコーダーといった機器も守備範囲です。コロナ禍を経てオンライン授業が普及し、カメラやマイクなどのテレワーク機器への需要も増えました。変化に応じてニーズをキャッチし、仕入れる商品やキャンペーンを日々考えています。

大学生協の特徴は、学生や教職員との会話から情報を吸い上げ、大学に特化したアイデアをどんどん形にできること。各大学の生協ごとに決定権を持つため、意思決定のスピードは本当に速いです。新しい企画を思い立ったときも、提案のためにわざわざ会議を設定したり企画書を練ったりする必要はありません。基本方針やルールの範囲内なら、専務に「いいね」と言ってもらえた時点で実行に移れます。個人商店にも近いフットワークの軽さは魅力ですね。

もちろん、毎回予想通りに成果が出るとは限りません。でも、それすら糧にして、次に活かすのが大学生協のスタンス。毎年学生が入れ替わり、利用者から求められるものが変わるからこそ新しい挑戦をし続けなくてはならないため、常にフレッシュな気持ちで仕事に取り組んでいます。

SECTION 03

仕事で大切にしていること

教職員と作った撮影スタジオが、
前代未聞のオンライン授業を叶えた。

オンライン授業が本格化したばかりの頃、ある教員の方から「授業を配信したいので機材が欲しい」という依頼を受けました。現在は環境構築の代行サービスも増えてきましたが、当時は外注先もほとんどなく手探り状態。そこで、自分が持っているメーカーとのつながりを総動員することに。どんなカメラを使うと資料が見やすいだろう?授業をしながら操作しやすい機材の並べ方は? など細かな配置にもこだわりました。メーカーからのアドバイスをもとに検討を重ね、最終的に出来上がったのが撮影スタジオのような教室。誰も経験していない状況にもイチから企画を立て、対応できたことは、自分にとっても大きな自信になりました。

以前働いていた早稲田大学や千葉大学の生協でも、今回と同じように漠然とした相談からスタートする依頼は多かったように思います。その度に対話を重ねてお客様が実現したいことをつかみ、あらゆる手段を駆使しながら要望に応えられるのは、大学生協ならではの強みです。一般的な量販店ではなかなかそこまで寄り添うことは難しいですが、「大学生活を支える」というミッションを担う私たちだからこそ大事にし続けている姿勢だと感じています。

SECTION 04

求職者へのメッセージ

購買、食、学びの提供。
大学生活の支え方は、1つじゃない。

大学生協は、組合員である学生や教職員を総合的にサポートできる場所です。講義に使うパソコンを販売することも、楽しく食事ができる食堂を作ることも、学生の将来を見据えた学びの機会を提供することもできます。1つの事柄に絞らず、あらゆるアプローチによって大学の組合員を助けることができますから、「大学に関わり続けたい」という方には面白い仕事だと思います。

私自身、入職してから複数の大学を経験しました。早稲田大学では学内最大の食堂運営に関わり、千葉大学の購買ではコロナ禍の変化を目の当たりにしながら工夫を重ね、東京医科歯科大学では医療系ならではのニーズをとらえた店づくりをしています。どの大学でも共通するのは、「お客様と店員」という立場を越えた関わりを持ちながら、責任をもって自由に店舗運営ができることです。就職活動中のみなさんには、ぜひ自分の可能性を限定しないでほしい。初めから視野を狭め過ぎず、幅広く仕事を検討してみると、将来の選択肢も大きく広がると思います。

※このインタビューは2023年9月時点のものです。

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