目の前の人を支えるために、
大学を越えて助け合う。

先輩インタビュー

購買書籍部/2020年4月入職

濱野 優香 YUKA HAMANO

大学では保育を専攻し、新卒で大学生協に入職。現在は、工学院大学の購買部での仕入れや販売業務、附属校の制服手配などを担当。学生や教職員に寄り添った工夫を重ねると共に、一緒に働くパートスタッフの働きやすさも考えることで、チームワークを活かして活躍。今後は、さらに周囲を引っ張っていける存在になることが目標。

SECTION 01

大学生協に入職した理由

食堂や購買に学生目線をプラス。
運営の楽しさに、夢中になった。

大学では保育を専攻していました。入学前に、当時の学生委員(大学生協の運営を支える学生組織)が主催するウェルカムパーティーに参加し、学生が大学生協の活動に関われること、学生目線を活かして大学生活を支える様々なサービスを企画・運営できることを知ったのです。素敵な活動だと感じ、私も学生委員に参加することに。イベントを主催したり、食堂のオススメメニューや購買のお得情報を知らせるポップを作ったり、とても楽しい4年間でした。

特に面白かったのは、購買で販売する商品仕入れの手伝いです。パソコン一つとっても、自分や友人の経験をもとに「保育を学ぶ学生にとって最適なパソコンは何か?」と考え、毎回企画をまとめて店長に提案していました。4年次には、入学前説明会で紹介する商品選びにも参加。大学をよく知っている学生目線で勧めるからこそ、保護者の方々にも納得して購入してもらえている実感がありました。こんな風に「大学生協と学生の橋渡し」になれる楽しさが好きでしたし、良くしてくれた店長やパートさんたちへの感謝もあって、卒業後も大学生協で働きたいと考えるようになったんです。

SECTION 02

仕事内容について

大学を越えて支え合えるネットワークが、
心強い。

現在は購買部で、教科書や食品、研究に必要な物品まで様々な商品の仕入れと販売を手掛けています。「当校の学生や先生が本当に必要としているものは何か」を常に考え店づくりをしているのですが、ときには驚くような注文を受けることも。

たとえば、研究室から「海水を5リットルほしい」「赤ちゃんの人形を3体頼みたい」「フィッティングルームを取り寄せられないか」…なんて相談を受けたこともあります。最初はどこで仕入れられるのかさえ分からず、戸惑うこともしょっちゅうでした。でも、店長はもちろん他大学の職員も仕入れ先の相談に乗ってくれたり、他校の仕入れデータも確認できたため、ひとりで悩まずに済みました。

他にも、教科書が品切れになったときは急きょ他大学が分けてくれたり、同期のチャットグループで情報をシェアしあったり。食品を仕入れ過ぎてしまったときも、他大学の先輩が「うちの学生に人気の商品だから引き取るよ」と言ってくれて、無事に売り切ることができました。
もちろん、自分自身で大学への理解を深め、ニーズをキャッチし続けることは重要です。それでも、困った時には大学を越えて協力し合える環境があるのは、とても心強いですね。

SECTION 03

仕事のやりがい

商品の並べ方ひとつで、
学生にも仲間にも優しい売場がつくれる。

その時々の特殊な業務だけでなく、例年発生する仕事でも、工夫を重ねてより良い形に変えることは大切です。特に達成感があったのは、年度初めの教科書販売。毎年恒例の一大イベントで、多い時には1日1000人以上の学生が訪れます。担当者としては、時間と頭を使う重要な場面です。

初めて取り組んだ年は、例年通り学部別に教科書を並べていました。しかしよく見ると、学部は同じでも使用する学年や授業はバラバラの教科書が同じ棚に並んでおり、「学生が探しづらいのでは?」 と気づいたのです。そこで翌年は教務課からもらった情報をもとに、学年や授業ごとにまとめて並べるように変更。さらには搬入時に迷わないよう、教科書の置き場所を記した地図も作成。準備段階から取り組み方を一新しました。

その結果、学生が教科書を探しやすいだけでなく、職員の準備や片付けもスムーズになりました。学生起点で始めた工夫でしたが、パートさんにも「仕事がしやすくなった」と喜んでもらえたのが嬉しかったです。学生や教職員はもちろん、一緒に働く人のこうした声も仕事の励みになりますね。

SECTION 04

求職者へのメッセージ

知識や経験の前に、
「人が好き」という気持ちが活きる。

大学生協で働く魅力は、学生や教職員との関わりが深いことだと思います。たとえ分からないことがあっても、学生や教職員との交流によって理解が進んでいくんです。私自身、母校とは全く違う工学系の大学に配属となり、最初は研究内容もニーズも分からない状態。でも、興味を持って学生や教職員とコミュニケーションを取り続ける中で、どうしたら喜んでもらえるのかを考えられるようになっていきました。

だからこそ、「人が好き」「相手のことを知りたい」という気持ちが強い方にこそ大学生協をオススメしたい。普段の仕事の中で直に組合員と接するので、「自分の仕事が役に立っている」という実感も強いと思います。私は学生時代から大学生協に関わっていましたが、そうでない方でも大丈夫です。これから入職する方とも助け合って、大学生活をより広く支えられたら嬉しいです!

※このインタビューは2023年9月時点のものです。

あなたにとって、「大学生協」とは?

たすけあい

SCHEDULE

ある日のスケジュール

09:15
出勤、メール・業務連絡の確認
09:30
購買で販売する商品の品出し、朝礼
10:00
営業開始、焼き立てパンの品出し
11:30
お昼休みのピーク対応(列の誘導、商品の陳列など)
12:30
昼休憩
13:30
パートスタッフとの発注相談
14:00
POP作成
15:00
商品の注文・見積、事務作業など
17:15
退勤